人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Atelier / C Melody Saxophone

cmelody.exblog.jp
ブログトップ
2011年 03月 10日

ピアニシモ練習・・・

あくまでも私個人の練習法かつ楽しみ方ですが、別段防音でもない普段の部屋で普通の音量のテレビよりも小さな音でサックスを鳴らしてます。
普通の家の中での人の会話位かそれ以下の音量です。

これはアンブシュアがしっかりしていないと出来ない事なのと、楽器の調整がしっかりと追い込まれていないと難しいです。



アンブシュアの筋力、楽器調整、そして指の押さえ圧力のどれ一つが欠けても

ある程度息の量を加えなければ音色として楽器が鳴らない、ある程度の大きさの音からいきなり鳴る

という症状になります。
タンギングしなければスムーズに出ないとかも同様、、


サックスとはそういう楽器だと思い込んでしまってる人も多い様ですがちゃんと小さな音からスッとスムーズに出る物です。楽器の調整がまずくても奏者の技量である程度の小ささからでも音になりますが調整の追い込みが不十分だと音がか細かったり妙な詰り・こもりになったり表情の幅が狭く殆ど鳴らせられる状態がピンポイントでしかなかったりします。

人の会話程度の音量で最低音から鳴るので日常的に気軽に室内で吹けるのでe-sax要らずですし身軽・手軽にサックスで楽しめます。
楽器がとても良く育っている個体だと小さな音でもとてもふくよかな音色で十分味わって楽しめるんですよね、、
スッと吹けばスッと反応してくれるのは極上です、、

アンブシュアは当然ピアニシモであっても決して噛んではいけないので包み込むように口の周り全体をかなりしっかり使うのでとてもいい訓練になります。
これで鍛えられてくると通常の吹奏時にとても楽でしかも表情のコントロールが自在になってきます。
楽器の音の立ち上がりもより早くできるし滑らかな繋がりにもできてフラジオも楽になってきます、、

サブトーンではない場合でピアニシモでやたらと息が抜けていく音が大きい場合はアンブシュアが育っていないかリードが硬すぎる(この場合あくまでもアンブシュアの未熟が原因での硬いという意味)かリードとマウスピースのマッチングが悪い。マウスピースのフェイシングカーブやレールが悪い といったのが原因でしょう、、、

アンブシュアが育っていないと音色も表情も単調になりますよね・・・

音が単調だと自分が出してる音が単調なのに原因をすり替えて 楽器に個性が無い とか言い出したりしますし、、


筋力だけでなくリードと接している部分との様子を観しやすくどの部分をどうするとどうなるか を客観的に観測できます。


ただし、、、 おそらくこれは初心者さんには勧められないと思います。
つい噛んでむりやりリードを押さえようとしてしまうでしょうし、楽器調整の重要性を理解していないとついケチって調整をしていなかったりしますし、、 元々鳴りの悪い状態の楽器でこの様な事をすると変な癖が一層ついてしまいますから、、

by k_ohtake | 2011-03-10 16:46 | Saxophone etc.


<< そろそろ通常のサイクルへ・・・      20台・・・ >>