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Atelier / C Melody Saxophone

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2010年 10月 30日

リードは平面保管より逆反り保管で

あ~ そういえば、、 流石にこれは普通の方は絶対参考にならない事ですが、 一月から使い始めたテナーのリード一枚を今も問題なく使ってます、、、
むしろ、新品のリードは音が気に入らなくて慣らしに時間掛かって困ります、、
全体の反応・響きに全く問題なく、フラジオもよく出ます、、 勿論自分で削って調整してますし、マウスピースの形状が合うリードの幅が広くリードの耐久性を上げられる?独自のものなので可能な事なのですが、、 あとリードの保存方法、、

毎日吹いてリード一枚で一年は持ってしまうなんて明らかに従来の常識からは逸脱しすぎですね・・・

音色やリードの反応具合等の好みの違いも大きいですし、昨今流行のリードを兎に角暴れさせて鳴らすのには向かないのかもしれませんし、、 (このリードをデュコフ系で吹けばパリパリした音も当然出せますが)


この保存方法は合う人合わない人があると思います、、
リードをしまう時、平面にピッタリ合わせておいた方がよさそうに思われがちですが、実際にはリードは吹いている間ずっと一定方向に押し付けられる力が加わった状態で振動しているのでリードは次第に押し付けられている方向へと曲がっていきます。曲がったリードは平面状態にしてもそこから開放されれば反発力でまた曲がった状態に曲がります。そこで反発力で戻った状態がちょうどリードが平らになる塩梅で保存時に逆反り状態にします。
これは使っているリード、マウスピース、アンブシュア状態、使っている時間、使うサイクルによって厳密には調整した方がいいのですが、私は幅広くマッチングできるマウスピースのおかげでそんなに厳密に調整しなくても済んでいます、、
使い始める時は当然湿らせて少し待ちます、、 乾燥した状態で少し逆反り?してても湿らせて少し慣らし吹きして丁度いい具合に収まればいいわけですから、、

リードがヘタったと感じる大きな要因がリードが曲がってきて開きが狭くなったからでもあるのでこの保存方法にしただけで格段にリードが長く使える様になりました、、

リードは平面保管より逆反り保管で_b0178708_13191620.jpg


リードは平面保管より逆反り保管で_b0178708_13193636.jpg

RICOのリードに使われてるホルダーをそのまま利用・・

紙を巻いてその巻き位置や回数で厚みや位置を調整できます。外側の端を折り返す事でリードをホルダーに差し込むときにずれないで済みます。
位置はあまり先端過ぎない方が良いです。
唇の圧力の位置・幅、使用しているマウスピースのフェイシングカーブや開きで曲がるポイントが違います。

最初から平均的な位置のカーブを持たせたリードホルダーや帯状のスペーサーなんて物を実用新案あたりにでも申請してもいいのでしょうけどそんな気はさ~らさらありません、、 まぁ、誰でも思いつく事ですし、仮に通る事だとしても独占だ商売だと欲丸出しでサックスやる気は無いし、、
こんな程度の事は各自が工夫してやれる事ですしね、、、
アクセサリーに興味ないので製品調査もしていませんので、もしかしたらどっかでこういうの出してたりするのかもしれませんし、、

リードは平面保管より逆反り保管で_b0178708_13253393.jpg


最初の内は厚みは少しで様子をみつつ厚くするといいでしょう、、
今まで使って用済みになった物も一晩水に着けてから曲げ保存して再生を試みると生き返るのが沢山あります。(数日放置して完全に乾燥させます)

何ヶ月単位になるとゆっくりと性格が変化して行きますが使ってる本人は一緒に慣れているのでそれに気づかないものですが、吹いてるときが気持ちよければイイのですが一応基準となるものがあった方が良いのでリジェール等のリードを基準用に用意しておくといいと思います。勿論基準といってもその通りの性格である必要はなく、基準からどういう方向にずれたものかの自分の好みを把握しておけばいいので、、
それから大きくずれたら別のリードに切り替えればいいし、自分で削れる人は削って調整すればいいかと、、

by k_ohtake | 2010-10-30 01:57 | MouthPieces


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