2011年 12月 08日
調整の追い込みやサックスのメカニズムの悪さを補うカスタムや調整をして十分気持ちいい鳴りになるものの、やっぱり10年以上は確実に吹き込まれて各部が磨耗するまでによく育った楽器のあの鳴りの素直さ、気持ちよさは育てた楽器でしか得られませんね… そしてそれはちゃんと調整されたその様な育った楽器を吹いた事がある人にしかわからない事なのですが、、 それを目指して振動処理を色々工夫して今のシステムを開発しましたが、それでもやっぱりよく響く状態に調整された楽器のあの振動は再現できないので何ヶ月もノンストップでかけてやっと効果が出てくるというもの、、 ましてや、よく皆さんやってるスピーカーの前に立てかけて~ とか、ダイヤトーン等の例のユニットを使った程度の振動では完全に焼け石に水で効果なんてありゃしません、、 下手すると逆に均一さが崩れてヘンな癖が付きかねません、、 私の処理でも現状以上のパワーを与えられますが、今度は別の加工効果や実際に吹いてる状態での振動とは違う管体面での波の伝達状態によって同様に均し処理にならなくなってしまいます。 楽器がもつ癖を自分自身の体が見につく為の自分自身の育ちも含めてやはり少なくとも一台は10年20年と愛用し続ける楽器を持つべきだな~ と実感します。 マウスピースも同様に、、 見ていると、アレコレ手を出してとっかえひっかえしてて結局何一つとして使いこなしていない状態に陥ってる人は多いですからね、、それは楽器本体にも言えますけど、、 育った楽器というのは楽器自体が響き・鳴りを記憶しているかのごとく反応をするのが関係するのか、結構調整が通常レベルの息漏れが多数ある状態でもそこそこ素直に鳴るんですよね、、だからといって調整がそれでいいとは安易には言えず、、 自分のメインの164は見た目ばかりはいい風合いに育ったものの、調整・カスタム依頼に多数やってくる良く育った楽器の調整後の更なる気持ちいい響きの前にはまだまだヒヨっコだのぅ と思える面がチラホラ・・・ 今年はまともに吹く時間が全然なく、調整確認が殆ど、、 この半年はトータルでも2時間も吹けていない事態に、、 口の筋肉もズルズルです、、 自分も楽器も育てなきゃ・・・
by k_ohtake
| 2011-12-08 13:51
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